歯周病が糖尿病を悪化させる?全身疾患につながる3つの理由と対策|交野市の歯医者|ヨクシオ歯科交野星田

〒576-0017 大阪府交野市星田北6丁目15番1号
(tonarie星田内 メディカルゾーン1F)

駐車場198台有 ※当院利用で120分無料

星田駅 徒歩3分

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歯周病が糖尿病を悪化させる?全身疾患につながる3つの理由と対策

歯周病が糖尿病を悪化させる?全身疾患につながる3つの理由と対策

健診で血糖値を指摘された方へ、歯茎の炎症は全身のサインかもしれません


「歯ぐきが腫れて血がにじむけれど、痛みがないので様子見でよいだろう」。そう考えているうちに内科で血糖値の上昇を指摘され、お口の炎症との関わりを聞いて戸惑う方は少なくありません。歯周病は歯を支える骨の病気であると同時に、血管を通じて全身へ影響が及ぶ可能性が研究されている慢性の炎症性疾患です。この記事では、歯周病が糖尿病や心臓病とつながる仕組みを3つの視点から整理し、自宅での確認の目安、交野市・星田エリアで続けやすい通院の考え方までをまとめました。お口の変化をきっかけに、歯周病と全身の健康との関わりについて考えてみましょう。


この記事の要点まとめ


  • 歯周病菌や炎症性物質が血流を通じ、糖尿病や動脈硬化などと関わる可能性が研究されています
  • 誤嚥性肺炎や骨粗鬆症など、全身の幅広い状態との関連も報告されています
  • セルフチェックと歯間清掃、3〜4ヶ月ごとの検診が継続的な管理の目安になります

歯周病が糖尿病や心臓病に悪影響を与える3つの医学的理由


歯周病と全身疾患のつながりは、主に「歯周病菌などの細菌が血流に入り込むこと」と「歯周病による炎症でつくられた物質が血流に乗って全身に運ばれること」の2つの経路から説明されています。歯周病は、歯ぐきや歯を支える組織で炎症が慢性的に続いている状態です。そのため、影響が口の中だけにとどまらず、全身の健康と関わる可能性があると考えられています3

ここからは、歯周病と全身疾患の関係について、代表的な3つの仕組みを順に見ていきましょう。


理由1:歯周病菌が毛細血管から侵入する「菌血症」の発生


健康な歯ぐきは、細菌の侵入を防ぐ壁として働いています。ところが炎症が続くと歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)が深くなり、内壁は毛細血管が透けるほど薄く、傷つきやすい状態へ変わっていくとされています。この状態では、歯ブラシが当たったり硬いものを噛んだりするだけで、歯周病菌やその産生物が血流へ入り込むことがあります。この一時的な状態を菌血症と呼びます。


通常は、こうして血流に入った細菌は免疫の働きによって処理されます。ただ、歯ぐきの炎症が慢性化していると、こうした小さな侵入が繰り返されやすくなります。心臓の弁に細菌が定着して起こる感染性心内膜炎のように、口腔内の細菌が離れた臓器に関与する例も報告されています。


理由2:炎症性物質(TNF-α)がインスリンの働きに影響する


炎症が起きた歯ぐきでは、TNF-αやIL-6などの炎症性サイトカインがつくられます。これらが血液中に増えると、インスリンが働きにくくなり、血糖を細胞に取り込みにくくする「インスリン抵抗性」につながることがあります。こうした炎症反応が、歯周病と糖尿病の関係を考えるうえで重要な仕組みの一つです1



しかも、この関係は一方通行ではありません。血糖値が高い状態が続くと免疫の働きや歯ぐきの血流が低下し、歯周病が進みやすくなるとも指摘されています3糖尿病と歯周病は互いに影響し合う双方向の関係にあると考えられています——そう理解しておくと、内科と歯科の両方でケアを進める意味が見えてきます。


理由3:血管内でのプラーク形成を促進し、動脈硬化や心疾患リスクを高める


血管に入った歯周病菌や炎症性物質は、血管の内壁に影響を与える可能性があります。血管の内側で炎症反応が起こると、白血球の一部が集まり、コレステロールを取り込んだ細胞が血管の壁に蓄積しやすくなります。こうした蓄積によってできるものが「プラーク」です。プラークが大きくなると血管の内側が狭くなり、血液が流れにくくなります。


こうした変化が心臓や脳の血管で起こると、動脈硬化が進み、虚血性心疾患や脳血管疾患につながる可能性があります。動脈硬化には喫煙や食習慣、運動不足などさまざまな要因が関わりますが、歯周病による慢性的な炎症も、その一つとして注目されています。


糖尿病だけではない!歯周病が引き起こす多様な全身疾患リスク

糖尿病だけではない!歯周病が引き起こす多様な全身疾患リスク

歯周病と関連が報告されている全身の状態は、糖尿病以外にも幅広くあります。早産・低出生体重児出産、骨粗鬆症、慢性腎臓病、メタボリックシンドローム。研究が積み重ねられているテーマは、思いのほか多岐にわたります12


シニア世代で注意したい誤嚥性肺炎と口腔内細菌の関係


加齢や体調の変化で飲み込む力が落ちると、唾液や食べ物が気管側へ流れ込みやすくなります。このときお口の中の細菌が一緒に肺へ運ばれ、炎症を起こすものが誤嚥性肺炎です。つまり口腔内の細菌量が多い状態は、肺の健康にも関わり得ると考えられています2


近年注目されている認知症(アルツハイマー型)や特定の疾患との関連


近年は、歯周病菌が産生する酵素や菌体成分が脳内の変化に関与する可能性を示す研究、大腸や膵臓といった消化器系の疾患と口腔細菌の関連を探る研究なども報告されています。これらはあくまで研究段階の知見であり、歯周病があれば必ずそうした病気になるという意味ではありません。


とはいえ、お口は消化管の入り口です。飲み込まれた細菌が腸内環境に影響を与えるという発想そのものは、生理学的にも無理のない見方といえるでしょう。


歯周病と全身疾患が相互に悪化し合う「負の連鎖」を断ち切る重要性


喫煙、糖分の多い食習慣、ストレス、運動不足。これらは歯周病と生活習慣病の双方に関わる要因で、「コモンリスクファクター(共通のリスク要因)」と呼ばれます。お口と体は別々に管理するものではなく、同じ土台の上にあるという考え方です1


国内の調査では、50代以降で歯ぐきに何らかの所見が見られる人の割合は8割前後に及ぶとの報告もあります。進行した炎症を落ち着かせる取り組みは、歯を守るためだけでなく、健康寿命を考えるうえでも意味を持つと考えられています23


自分のお口は大丈夫?歯周病セルフチェックとよくある勘違い


「進行度を知るのが少し気が重い」。ご自身のお口元がどういう状況なのかわからなくて不安に思う方もいらっしゃると思います。まずは自宅でできる確認から始めてみましょう。


自宅で確認できる「歯周病サイン」セルフチェックシート


次の項目に当てはまるものがないか、鏡を見ながら確かめてみてください。


  • 歯みがきやフロスのときに血がにじむ
  • 歯ぐきが赤みを帯びて、ぷっくりと丸みを帯びている
  • 朝起きたときにお口の中がねばつく、口臭が気になる
  • 歯ぐきが下がって歯が長く見える、歯の根元が見えてきた
  • 冷たいものが根元付近で響く・しみる
  • 歯と歯の間にすき間が増え、食べ物が挟まりやすい
  • 指で押すと歯が少し動く感じがする
  • 硬いものを噛むと違和感がある

2つ以上当てはまる場合は、歯科医院での歯周組織検査を検討する目安になります。ただし、あくまで自己確認であり、診断に代わるものではありません。


「痛みがなければ歯周病は進んでいない」という思い込み


歯周病は「静かに進む病気」と表現されることがあります。歯を支える骨が減っていく過程では強い痛みが出にくく、腫れや出血も一時的に引いてしまうことがあるためです。そのため自覚が乏しいまま進み、歯が動き始めてから気づくというケースも報告されています3


痛みがないからといって、歯周病が進んでいないとは限りません。歯周病は、症状がほとんどないまま進行することがあるため、痛みの有無だけでは進行度を判断できません。歯周ポケットの深さや歯を支える骨の状態などを検査し、現在のお口の状態を確認していくことが大切です。


全身の健康を守るためのホームケアと星田周辺での受診目安


歯間ブラシ・デンタルフロスを取り入れた効果的なホームケア


歯ブラシだけでは、歯と歯の間や歯ぐきの境目に汚れが残りやすいとされています。そこで役立つのが歯間ブラシとデンタルフロスです。「歯ブラシで全体を整えたあと、歯間清掃で仕上げる」という流れなら取り入れやすく、1日1回、夜のケアに加えるだけでも積み重ねになります2


なお、サイズの合わない歯間ブラシは歯ぐきを傷めることがあります。太さの選び方は歯科衛生士にご相談いただくとよいでしょう。


忙しい会社員でも無理なく続けられる歯科検診の頻度と受診サイクル


定期検診の目安は、お口の状態に応じて3〜4ヶ月に1回程度が一つの基準として挙げられます。歯周病の治療後は、清掃してもおよそ数ヶ月で細菌の集まりが戻り始めるとされているためです3。平日の帰宅後や土曜、買い物のついでといった枠を先に確保しておくと、通院が生活のリズムに収まりやすくなります。


ヨクシオ歯科交野星田におけるお口と全身を考慮した予防アプローチ


当院はtonarie星田1階のメディカルゾーン内にあり、星田駅から徒歩3分。198台の駐車場(当院利用で120分無料)もご利用いただけます。当院では歯科衛生士担当制を採用し、位相差顕微鏡による細菌の確認や唾液検査、咬合力・口腔水分量の検査なども取り入れながら、お一人ずつのケア計画をご提案しています。


診断面では歯科用CTで骨の状態を立体的に確認し、器具はクラスBの高圧蒸気滅菌器で処理、診療中は口腔外バキュームで飛散に配慮しています。「“あたりまえ”を最期まで」という考えのもと、健康寿命を見据えたお口のケアに取り組んでいます。


よくある質問


Q1. 歯周病は体の不調につながりますか?

A. 歯ぐきの慢性的な炎症は、細菌や炎症性物質が血流に入る経路を通じて全身に影響し得ると報告されています。糖尿病の血糖コントロール、動脈硬化、誤嚥性肺炎などとの関連が研究されています。ただし歯周病だけが原因と断定できるものではなく、生活習慣を含めた総合的な管理が前提になります。


Q2. 歯周病菌が体内に入るとどうなりますか?

A. 多くは免疫の働きで処理されると考えられていますが、炎症が続くと侵入が繰り返されやすくなります。その状態が血管や臓器への負担につながる可能性が指摘されており、感染性心内膜炎のように離れた部位が関与する例も報告されています。


Q3. 血糖値が少し高いだけでも歯科を受診したほうがよいですか?

A. 内科で指摘を受けた段階でお口の状態を確認しておくと、双方の管理を並行して進めやすくなります。服用中のお薬や健診結果をお持ちいただくと、より具体的なご相談が可能です。


Q4. 歯周病の検査ではどんなことをしますか?

A. 歯周ポケットの深さの測定、出血の有無、歯の動き方の確認、レントゲンやCTによる骨の状態の把握などを組み合わせます。所要時間や回数は状態によって異なりますので、事前にご説明します。


Q5. 長く歯科を受診していなくても問題はありませんか?

A. ブランクのある方は珍しくありません。まずは現状を確認し、優先順位を相談しながら進めていく形で差し支えありません。ご希望があれば、その日は検査と説明のみに留めることもできます。


この記事の監修医師
医療法人 翼翔会理事長
安岡 大志
大阪歯科大学卒業後、最新の歯科治療技術を研究。数多くの症例を経験したのち、安岡デンタルオフィスを開業後、医療社団法人翼翔会の理事長に就任。臨床歯周病学会、国際口腔インプラント学会(ICOI)、日本口腔インプラント学会、日本臨床歯科学会などに所属、ICOI認定の指導医でもある。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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