マタニティ診療について

妊娠中のお口の健康をサポートします
妊娠中は、体調や気持ちが不安定になりがちで、お口の健康にも十分な注意が必要な時期です。つわりで歯みがきができないと、むし歯や歯周病のリスクが高くなり、嘔吐の際に胃酸で歯の表面が溶けてしまう場合もあります。こうしたデリケートな時期の女性をサポートするため、当院ではマタニティ診療に対応しております。どうぞお気軽にご利用ください 。
- 妊娠中のむし歯が心配
- 妊娠中でも治療を受けたい
- つわりで歯がみがけない
- 赤ちゃんの歯を健康に育てたい など
- 妊娠中に歯周病にならないか不安
当院のマタニティ診療

妊婦さんが受診しやすい環境を
整えています
当院はtonarie星田内のメディカルゾーン1Fにあり、お買い物などのついでに受診していただきやすいロケーションです。お車でお越しの場合は、198台の大型駐車場が用意され、施設内には授乳室などの設備も整っています。ごきょうだいを連れて受診された際などは、診療室に隣接したキッズルームもご利用いただけます。
交野市の妊産婦歯科健康検査に
対応しています
「ママとベビーの健康手帳」に綴られている受診券、母子健康手帳、マイナンバーカードなどご本人を確認できるものを持参いただくと、無料で歯科検診を受けていただけます。検診の主な内容は、お口の中のチェック、お口の健康についての指導などです。どうぞお気軽にご利用ください。
マタニティ診療が必要な理由

妊娠中の歯周病は早産リスクなど
さまざまなリスクがあります
妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯ぐきが炎症を起こしやすくなり、「妊娠性歯周炎」になりやすい時期です。歯周病が進行すると、歯ぐきの炎症によって炎症性物質が血流にのって全身を巡り、子宮を刺激することで早産や低体重児出産のリスクが高まる ことがわかっています。また、妊娠中はつわりの影響で歯みがきがしづらくなったり、食生活の変化でむし歯や歯周病が進行しやすくなります。そのため、妊娠中から適切な口腔ケアを行い、歯周病を予防・治療することが、赤ちゃんの健康につながります。当院では、妊娠中の体調に配慮しながら安全なマタニティ歯科診療を行っています。母子ともに健康な状態で出産を迎えるために、妊娠中でも定期的な歯科検診を受けることをおすすめします。
妊娠中におきやすい
トラブルについて
むし歯・歯周病
妊娠中はむし歯や歯周病のリスクが高くなりがちです。つわりの影響などで、しっかりと歯を磨けない状態が続くと、どうしても歯垢や歯石がたまりがちです。また、嘔吐の胃酸によって歯の表面が溶けてしまうと、表面に汚れがつきやすい状態になるため、普段にも増して十分な注意とケアが求められます。
妊娠性エプーリス
妊娠性エプーリスとは、妊娠中に歯ぐきにできる、コブのような大きなふくらみです。妊娠に伴って女性ホルモンが急増することによって発生します。多くの場合は心配のいらない良性のできものですが、良性かどうか心配、できものが気になるといった場合は、遠慮なくご相談ください。
妊娠性歯肉炎
とりわけ妊娠初期は、ホルモンバランスの急激な変化が起こりやすく、歯ぐきの出血や腫れを伴う妊娠性歯肉炎のリスクも高くなってしまいます。通常の歯肉炎と同じように、初期段階では痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうため、十分な注意が必要です。
生まれてくる赤ちゃんのために

マイナス1歳からお口のケアをスタート!
お母さんのお口の健康状態は、おなかの赤ちゃんのお口の健康と密接な関係にあることをご存知でしょうか?産まれてくる赤ちゃんのむし歯リスクなどを軽減し、健康なお口を育むために、当院では妊娠中、つまりマイナス1歳からの口腔ケアをおすすめしています。不安なことなどは、お気軽にご相談ください。
よくあるご質問
妊婦歯科健診ではレントゲン検査を行いますか?
レントゲンはおなかの赤ちゃんへの影響が否定できないため、特別な場合を除いて、妊婦歯科健診ではレントゲン検査は行いません。健診では、丁寧にお話をうかがった上で、むし歯・歯周病などお口のトラブルのチェック、赤ちゃんと妊婦さんのお口の健康を守るためのアドバイスを行います。
麻酔注射は赤ちゃんに影響しますか?
歯科治療で使用するのは、基本的に局所麻酔です。病院で手術を受ける際などに使用される全身麻酔と比べて、麻酔薬の量が圧倒的に少なく、効果が及ぶ範囲もきわめて限定されるため、おなかの赤ちゃんへの影響はほとんどないと考えても問題ありません。ただし、どうしても麻酔を避けたいという場合は、治療の時期などを検討します。
妊娠中に痛み止めなどのお薬を飲んでも大丈夫ですか?
妊娠中はできるだけ薬の使用を控えてください。当院でも、妊娠中のかたには痛み止めなどのお薬は基本的に処方しません。どうしても必要な場合にのみ、妊婦さんの体調を考慮して、おなかの赤ちゃんにできるだけ影響が少ないお薬をお出しするようにしています。