指しゃぶりは何歳まで大丈夫?乳歯の歯並びへの影響について解説|交野市の歯医者|ヨクシオ歯科交野星田

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指しゃぶりは何歳まで大丈夫?乳歯の歯並びへの影響について解説


子どもは眠くなったときやお口がさみしいときに、
指しゃぶりをすることがあります。かわいい仕草に見えますが、「乳歯歯並びに影響しないのかな?」と気になる親御さんも多いのではないでしょうか。

指しゃぶりは、子どもが安心感を得たいときの自然な行動なので、乳歯が生えそろう前の時期までは無理にやめさせる必要はありません。しかし、子どもの年齢や乳歯歯並びの状態によっては、指しゃぶりをやめさせたほうがよい場合もあります。

今回は、指しゃぶり乳歯歯並びに与える影響、やめさせるための工夫、小児歯科を受診した方がよい基準などについて解説します。お子さんの指しゃぶりが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

指しゃぶりとは

指しゃぶりは、医学的には「吸指癖(きゅうしへき)」と言います。一般的に、生後2~3ヶ月頃に始まることが多いですが、子どもによってはお母さんのおなかの中にいるときから指しゃぶりをしていることもあるようです。

赤ちゃんは、口のそばにある指や物を無意識に吸う傾向にあります。そして、生後5ヶ月頃から、指をしゃぶるようになることが多いです。

指しゃぶりは、子どもが安心感を得たいときの行動の一つです。眠いとき、ストレスや不安を感じているときに指しゃぶりが多くなることもあります。


指しゃぶりが乳歯の歯並びに与える影響

一般的に、乳歯が生え揃う時期は2歳半~3歳半頃ですが、指しゃぶりを長期間やっていると、歯並びに悪影響を及ぼす恐れがあります。

歯並びが悪化すると出っ歯や開咬などの不正咬合(ふせいこうごう)の症状が出やすくなるだけでなく、口呼吸になったり発音が不明瞭になったりするほか、食べ物を噛みにくくなることもあります。

指しゃぶりによる不正咬合の主な症状は、以下の通りです。

指しゃぶりによる不正咬合(ふせいこうごう)
症状(病名) 状態・特徴
出っ歯・上顎前突(じょうがくぜんとつ) ・上の前歯が前に傾いている
・上の歯並び全体が前に出ている
開咬(かいこう) ・上下の前歯が正しく噛み合わない
・上下の前歯に隙間がある
歯列狭窄(しれつきょうさく) ・上顎の歯列が狭くなる
すきっ歯 ・歯と歯の間に隙間ができる

 

乳歯期の指しゃぶりをやめさせる方法



指しゃぶりは永久歯が生え始める頃までにやめるのが理想的ですが、子どもによってはなかなかやめられないこともあります。お子さんに指しゃぶりをやめさせたいときは以下のポイントを意識してみてください。

無理にやめさせない

子どもの指しゃぶりを無理にやめさせようとするとストレスになり、かえって指しゃぶりが悪化することがあります。仮に指しゃぶりをやめられたとしても、爪を噛んだり髪の毛を抜いたりと他の癖が出てくることもあるので、注意が必要です。

指しゃぶりは、子どもにとって安心できる方法です。「やめなさい」と言われたからといって、簡単にやめられるものではありません。

安心できる環境を作ってあげる

子どもは、指しゃぶりに安心感を求める傾向にあります。お子さんが指しゃぶりをしそうになったら、お気に入りのぬいぐるみやタオルを渡してあげましょう。

他のもので安心できるようになれば、指しゃぶりがなくても大丈夫になるはずです。特に、寝るときは、お子さんの大好きな絵本を読んであげたり手を握ってあげたりして、親が安心できる環境を作ってあげてください。

指しゃぶりに違和感が出るようにする

指しゃぶりをしたときに違和感があると、子どもは指しゃぶりが自然と減っていくことがあります。例えば、お子さんの指に専用の指サックや絆創膏を装着しておくと、指しゃぶりをするときに違和感が出やすいでしょう。

また、赤ちゃん用品店で購入できる無害タイプのマニキュアを塗っておくのも、一つの方法です。

自己肯定感を育てる  

指しゃぶりをやめさせたいときは、子どもの自己肯定感を育てることが重要です。決して、強く叱ってはいけません。子ども自身が「自分にもできる!」と思うように、まずは「寝るときだけやめてみよう」など小さな目標を立てることから始めます。

指しゃぶりをしなかった日はカレンダーにシールを貼るなど、子どもが達成感を得る工夫をしましょう。「今日は、指しゃぶりしなかったね。すごいすごい!」とほめることで、お子さんの自己肯定感が育ち、自ら指しゃぶりをやめようという意欲が湧いてくるのです。

手先を使う遊びを取り入れる

指しゃぶりは、退屈のサインとも言われています。日常に手先を使う遊びを取り入れると、指しゃぶりが減る可能性があります。例えば、折り紙やブロック、粘土遊びやパズルなどをお子さんと一緒に楽しんでみてください。


指しゃぶりは何歳まで大丈夫?

結論から言うと、指しゃぶりは3歳頃までは様子見で問題ありません。ただし、3歳を過ぎても指しゃぶりをすることが多く歯並びも気になる場合は、4歳までに指しゃぶりをやめさせるようにしましょう。

もし、3歳を過ぎても指しゃぶりをするものの、頻繁ではなく歯並びや顎の状態に問題もない場合は、4歳までに無理にやめさせる必要はありません。


小児歯科を受診する基準は?

いろいろ試しても指しゃぶりがいっこうにやめられない場合、小児歯科を受診した方がいいのか迷う方も少なくありません。小児歯科を受診した方がいいか迷うときは、以下の基準を目安にしてみてください。

  • 出っ歯や開咬などの症状が見られる
  • 口呼吸や舌突出癖もある
  • 食事のときに食べ物を噛みにくい
  • 発音が不明瞭

指しゃぶりで歯並びが悪くなったときの治療法



指しゃぶりの影響で乳歯の歯並びが乱れてしまった場合でも、成長段階に合わせて適切な治療法を選ぶことで改善が期待できます。治療の方法は年齢や症状によって異なりますが、主に次のようなアプローチがあります。

拡大床(固定式・取り外し式)

拡大床は、顎の成長を利用して上顎や下顎の幅を広げる矯正装置です。取り外し可能なタイプと固定式タイプがあり、乳歯列~混合歯列期の子どもに適しています。歯列が狭くて歯が重なりやすい場合や、顎の発達が不十分な場合に用いられます。

取り外し式は食事や歯磨きの際に外せるため、生活の負担が少なく、子どもも比較的ストレスなく使えます。固定式は短期間で確実に拡大できるため、より迅速な改善が期待できます。

項目 内容
対象年齢 乳歯列~混合歯列期(おおよそ3~9歳)
メリット 顎を広げて歯が並ぶスペースを作る、取り外し可能(生活の負担少)、比較的痛みが少ない
デメリット 装着時間を守らないと効果が出にくい、固定式は取り外せないため口腔ケアがやや難しい
特徴 顎の成長を利用して歯列を自然に整える、軽度の歯並びのずれに適する

プレオルソ

プレオルソは、乳歯列期の子ども向けに開発されたマウスピース型の矯正装置です。装着により歯並びや噛み合わせを整えるだけでなく、口周りの筋肉を正しく使うトレーニングも同時に行えます。装着は就寝時が基本で、日中の生活にはほとんど影響しません。

指しゃぶりや舌の癖による不正咬合にも効果的で、顎の成長を活かしながら自然な歯列形成をサポートします。装着時間を守ることで、痛みや違和感を最小限に抑えながら治療が可能です。

項目 内容
対象年齢 乳歯列期(おおよそ3~6歳)
メリット 就寝時装着で日中の生活に影響少ない、筋肉の正しい使い方もトレーニング可能、痛みが少ない
デメリット 日中の癖が強い場合は効果が出にくい、装着時間を守る必要がある
特徴 マウスピース型で取り外し可能、口腔筋機能も同時に改善できる

インビザライン口蓋拡大装置(IPE)

インビザライン口蓋拡大装置(IPE)は、透明なマウスピース型装置で上顎の横幅を少しずつ広げる治療法です。乳歯列から混合歯列期の子どもを対象にしており、成長を活かして自然な歯列を形成できます。

目立ちにくく、痛みや違和感も少ないため、日常生活や学校生活に支障がほとんどありません。食事や歯磨きの際に取り外し可能ですが、装着時間を守ることが重要です。場合によっては固定式装置に切り替えることもありますが、専門家の管理下で安全に使用できます。

項目 内容
対象年齢 乳歯列~混合歯列期(おおよそ4~10歳)
メリット 透明で目立ちにくい、痛みが少ない、食事や歯磨き時に取り外し可能、口腔習慣改善に有効
デメリット 装着時間を守らないと効果が出にくい、状態によっては固定式に切り替え必要
特徴 マウスピース型で上顎の横幅を広げる、成長を活かして自然な歯列形成が可能

MFT(口腔筋機能療法)

MFT(筋機能療法)は、舌や唇、頬などの口周りの筋肉を鍛えることで、正しい噛み合わせや歯並びをサポートする治療法です。器具を使わず、日常生活の中でトレーニングを行うため、乳歯列期の小さな子どもでも安全に取り組めます。

指しゃぶりや舌の癖による不正咬合を改善する効果があり、口呼吸や発音の改善にもつながります。即効性はありませんが、継続的に行うことで歯並びを安定させる土台作りになります。親子で楽しく取り組める点も魅力です。

項目 内容
対象年齢 乳歯列期~混合歯列期(おおよそ3~10歳)
メリット 器具不要で安全、指しゃぶりや舌癖改善、口呼吸や発音改善にも有効、歯列の安定を促す
デメリット 即効性はない、根気強く継続する必要がある
特徴 口腔周囲筋を鍛えながら歯並びの土台を整える、矯正治療の補助的役割もある

指しゃぶりによる歯並びの悩みはヨクシオ歯科 交野星田にご相談ください

長期間指しゃぶりをしていると、歯並びが悪くなるだけでなく、滑舌が悪化したり食べ物を噛みにくくなったりとさまざまな影響があります。

「子どもがなかなか指しゃぶりをやめられない」「子どもの出っ歯やすきっ歯が気になる」という方は、ぜひヨクシオ歯科 交野星田にご相談ください。

当院では、お子さん一人ひとりのお口の状態と成長段階に合わせた矯正治療を行います。永久歯が生え揃ってからの矯正治療よりも痛みや違和感が少なく、装置をつけていることも周囲に気付かれにくいです。

お口の中に乳歯がある時期は、永久歯がきれいに並ぶための土台を作る絶好のチャンスです。この時期ならではの矯正で、お子さんのきれいな歯並びを実現させましょう。

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この記事の監修医師
医療法人 翼翔会理事長
安岡 大志
大阪歯科大学卒業後、最新の歯科治療技術を研究。数多くの症例を経験したのち、安岡デンタルオフィスを開業後、医療社団法人翼翔会の理事長に就任。臨床歯周病学会、国際口腔インプラント学会(ICOI)、日本口腔インプラント学会、日本臨床歯科学会などに所属、ICOI認定の指導医でもある。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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