小児矯正は1期治療で終了してもよい?2期治療との違いや注意点も解説|交野市の歯医者|ヨクシオ歯科交野星田

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小児矯正は1期治療で終了してもよい?2期治療との違いや注意点も解説


小児矯正の1期治療を終えて、2期治療に進んだ方がいいのか迷っている方はいませんか?2期治療に進むとさらにお金も時間もかかるので、できることならば1期治療で終了したいと考える人もいるかもしれません。

しかし、1期治療と2期治療は、そもそも目的や開始時期、使用する装置が異なります。まずは、保護者が小児矯正の1期治療と2期治療の違いを十分に理解することが重要です。

この記事では、1期治療と2期治療の違いなどを紹介したうえで、1期治療のみで終了してよいのか詳しく解説します。お子さんの小児矯正を検討している方は、ぜひご一読ください。

1期治療と2期治療の違い

小児矯正の1期治療と2期治療は、目的・使用する矯正装置・開始時期・治療期間・費用もすべて異なります。主な違いは、以下の通りです。

目的 主な矯正装置 開始時期 治療期間 費用
1期治療
顎の骨の成長を促す、土台作り
拡大床(かくだいしょう)、マウスピース、急速拡大装置 3歳~ 約2~4年 約30~50万
2期治療
永久歯が生え揃ってから歯を移動させて歯並びを整える
ワイヤー矯正、マウスピース 12~14歳 約1~3年 約50~90万

1期治療とは

それでは、1期治療から詳しく解説します。1期治療とは、成長期に顎の骨格やバランスを整えて、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保する治療のことです。正しい歯並びのための土台作りを行うことが、1期治療の目的です。

一般的に、1期治療は3歳から始めることが多いですが、小児歯科で診察を受け、お子さんに最適な治療時期や治療方法を検討しましょう。

1期治療で使用する装置

1期治療では、永久歯が綺麗に並ぶためのスペースを確保するために、拡大床やマウスピース、急速拡大装置などを使います。一般的に、拡大床(かくだいしょう)を使用することが多いです。

拡大床

拡大床とは、顎を広げるプレートのことです。装置についたネジを回し装置の幅を広げることで、顎を広げることができます。1日に12~15時間装着しますが、食事や歯磨きのときには取り外せるため、清掃しやすいのが魅力です。

マウスピース

マウスピースは、指しゃぶりや舌の癖、口呼吸などを改善したいときに使用します。マウスピースには、プレオルソや子ども向けのインビザライン・ファーストなどがあります。

取り外せるのが便利ですが、装着時間を守らないと効果が得られません。プレオルソは日中1~2時間と就寝中のみの装着なのに対し、インビザライン・ファーストは1日20~22日の装着が望ましいです。

急速拡大装置

急速拡大装置は、その名の通り、上顎の横幅を短期間で広げる固定式の装置です。顎の骨の発達が十分でない場合に使用されます。装置についているネジ(スクリュー)を少しずつ回すことで、約2週間~2か月ほどで上顎の横幅を広げることが可能です。

この装置を使うことで、歯並びや噛み合わせの悪化を防ぐ効果もあります。固定式なので、お子さん自身で取り外すことはできません。

2期治療とは

次に2期治療について解説します。2期治療とは、生え揃った永久歯をそれぞれ移動させて、歯列をきれいに整え、正しく美しい歯並びを完させる治療のことです。永久歯がすべて生え揃ってから行う矯正治療で、成人矯正と変わない治療方法となります。

2期治療の目的は、美しい歯並びと噛み合わせを実現することです。具体的な治療法の種類としては固定式または取り外し式の矯正装置を使って矯正します。

治療を開始するのは永久歯が生え揃うころ(第2大臼歯いわゆる12歳臼歯が萌出するころ)、だいたい小学校高学年(12歳)から中学生(14歳)頃です。

2期治療で使用する装置

2期治療では、主にワイヤー矯正装置とマウスピースを使用します。

ワイヤー矯正装置

ワイヤー矯正装置は、歯にブラケットを取り付けて矯正ワイヤーを通して歯を移動させる装置のことで、表側に取り付けるタイプと裏側に取り付けるタイプがあります。歯並びが大きく乱れているお子さんにも、対応可能です。

ただし、歯磨きが難しく磨き残しが生じやすいうえ、目立ちやすいのが難点です。

マウスピース

マウスピースは、歯を段階的に移動させる装置です。透明で目立ちにくいのと痛みを感じにくいことが、大きな特徴です。1日20時間以上装着する必要があることと、ワイヤー矯正よりも適応症例は限られているのが難点と言えるでしょう。

1期治療のみで治療を終了してもよい?



一般的には、1期治療と2期治療の両方を行う方が大半ですが、1期治療のみで治療を終了するケースも稀にあります。それは、1期治療のみで歯並びが整ったケースです。

診察を受けて、以下のいずれかに当てはまると診断された場合、1期治療で小児矯正を終了する場合もあります。

  • 骨格に問題がない
  • 永久歯が並ぶスペースが十分に確保されている
  • 歯並びがさほど乱れていない
  • 指しゃぶりなどの悪習癖が改善されて歯並びが整った

上記に当てはまらなくても、子どもが強い痛みを訴えていたり矯正治療をやめたいと言い出したり、費用の捻出が難しいなどの理由で、治療を終了するケースもあります。

ただし、1期治療のみで終了した場合、理想的な歯並びや噛み合わせを実現できない可能性があります。骨格が戻ったり歯並びが乱れたりと後戻りするリスクもあるので、ご注意ください。

1期治療と2期治療をセットで行うとよい理由

1期治療のみで治療を終了できるケースをご紹介しましたが、基本的には、1期治療と2期治療をセットで行うことが望ましいです。セットで行うとよい理由は、主に5つあります。

  • 将来綺麗な歯並びになる可能性が高い
  • 抜歯の可能性が低くなる
  • 成人矯正の必要性が減る
  • 定期的に虫歯チェックできる
  • 治療期間や費用を抑えられる

将来綺麗な歯並びになる可能性が高い

1期治療の段階では、永久歯が生え揃っていません。この時期に、顎のバランスや大きさを整えておくことで、永久歯が綺麗に生え揃うスペースを確保できるため、将来的に綺麗な歯並びになる可能性が高いです。

抜歯の可能性が低くなる

成人矯正では歯列を整えるために抜歯することがありますが、小児矯正では1期治療で骨格を整えておくことで、正しい位置に永久歯が生えてきます。つまり、2期治療で永久歯を抜歯する可能性が低くなるのです。

成人矯正の必要性が減る

小児矯正によって顎が適切に成長したり歯列が整ったりすることで、成人矯正が不要になる可能性があります。万が一、成人矯正の必要が生じたとしても、治療期間が短くてすむ傾向にあります。

定期的に虫歯チェックできる

矯正期間中は、1、2ヶ月に一度、進み具合をチェックします。このときに虫歯のチェックもすることで、虫歯を早期に発見・治療することが可能です。

治療期間や費用を抑えられる

1期治療を受けておくと永久歯の矯正がスムーズになるため、2期治療の治療期間や費用を抑えやすくなります。

お子さんの小児矯正で保護者が注意したいこと

小児矯正は、治療期間が数年になることがほとんどです。保護者は、さまざまな面でサポートする必要があります。以下の点に注意して、お子さんの治療に対するモチベーションを維持しましょう。

  • 歯磨きをサポートする
  • 装置の装着時間を守る
  • 治療に対するストレスを理解してあげる

歯磨きをサポートする

取り外し不可能なワイヤー装置の場合、歯磨きが難しいため、磨き残しが増えて虫歯になるリスクが高まります。治療期間中は、保護者がお子さんの歯磨きをサポートしてあげてください。

ブラケット(装置)とワイヤーの周りは、特に歯磨きが届きにくいので、丁寧に磨きましょう。タフトブラシや歯間ブラシも活用して、歯と歯の間の汚れもきれいに落としましょう。

装置の装着時間を守る

取り外し可能な装置を使用する場合、子どもが自分で矯正装置を外してしまったり装着し忘れたりすることがあります。しかし、矯正装置の装着時間を守らないと効果を実感できず、治療期間が長引く可能性があります。

装着時間を守るには、スマートフォンのアラームやリマインダー機能を活用するのも一つの方法です。自宅では、マウスピースの保管場所を決めておくと、紛失する心配もありません。外出時には、歯磨きセットや予備のマウスピースを持ち歩くと安心です。

お子さんが矯正装置の装着時間を守るように、保護者はしっかりとサポートしましょう。

治療に対するストレスを理解してあげる

小児矯正中、お子さんはストレスをいろいろ感じやすいです。例えば、矯正は、見た目や口の中に異物感があるため、ストレスになりやすいでしょう。就寝時や一定時間だけ装着するタイプの装置でも、ストレスを感じる子どもは少なくありません。

次に、食事や歯磨きの際に毎回、矯正装置を外して、洗浄してから取り付ける作業が面倒になることもあります。

また、マルチブラケット装置のように表側から見えるタイプの装置は、見た目が気になることもあるでしょう。さらに、歯医者に定期的に通院するのもストレスになりやすいです。

子どもがストレスを感じているようだったら、まず何に対してストレスを感じているのかを理解してあげてください。そして、歯科医にも相談し、ストレスを軽減できる方法を検討することが必要です。


小児矯正1期・2期治療に関するQ&A



小児矯正1期・2期治療に関する質問で、特に多い質問を3つ選んでみました。小児矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1期治療が終わったらすぐに2期治療が始まるの?

1期治療が終わってすぐに、2期治療が始まるとは限りません。永久歯が生え揃わないと2期治療を始められないので、数年待つケースもあります。

1期治療なしで2期治療から受けることもある?

1期治療から2期治療という流れが一般的ですが、ときには1期治療なしで2期治療から受けることもあります。例えば、以下のようなケースのときです。

  • 経過観察により顎骨の成長が順調であるとき
  • 小学校高学年~中学生で矯正を始めるとき

小児矯正は保険が適用される?

一般的に、小児矯正は保険適用外ですが、例外もあります。

  • 先天的な異常による噛み合わせになっているケース
  • 顎変形症による顎の外科手術が必要なケース

上記のケースにおいては、手術前後の矯正治療に保険が適用される可能性があります。ただし、保険適用になる矯正治療ができる歯科医院は限られているので、ご注意ください。

ヨクシオ歯科交野星田で安心!小児矯正1期・2期でお子さんの歯並びを守ろう

小児矯正の1期治療・2期治療は、セットで行うことで、将来綺麗な歯並びになる可能性が高くなります。保護者はお子さんのサポートを行い、装着時間などをしっかりと守るようにしましょう。

ヨクシオ歯科交野星田では、歯並びを悪化させる根本原因から改善する小児矯正「口腔筋機能療法(MFT)」も行っています。この治療法は抜歯の必要がなく、痛みや違和感、後戻りが少ないのが特徴です。

また、当院は、精密な検査を実施して、一人ひとりのお子さんの状態に合わせた綿密な治療計画を立てますので、お子さんの歯並びが心配な方は、お気軽にご相談ください。

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この記事の監修医師
医療法人 翼翔会理事長
安岡 大志
大阪歯科大学卒業後、最新の歯科治療技術を研究。数多くの症例を経験したのち、安岡デンタルオフィスを開業後、医療社団法人翼翔会の理事長に就任。臨床歯周病学会、国際口腔インプラント学会(ICOI)、日本口腔インプラント学会、日本臨床歯科学会などに所属、ICOI認定の指導医でもある。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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