
乳歯は、一般的には乳歯が生えた順番通りに抜けると言われています。
まず下の前歯から抜け始め、その後、上の前歯、下の奥歯、上の奥歯へと進んでいくことが多く、基本的には左右対称に抜けます。
抜け始めは平均して6歳ごろからですが、個人差が大きく、また女の子の方が早く抜け始める傾向があります。
具体的には、以下の順番で抜けることが多いです。
- 下の前歯(乳中切歯)
- 上の前歯(乳中切歯)
- 下の横の前歯(乳側切歯)
- 上の横の前歯(乳側切歯)
- 奥歯(第一乳臼歯)
- 八重歯(乳犬歯)
- 奥歯(第二乳臼歯)
抜ける時期や年齢が一般的な順番通りでないことも多くありますので、心配し過ぎないようにしましょう。
ただ、
- 乳歯が抜けないまま、永久歯が生えてきた(二枚歯)状態が3か月以上続いている
- 乳歯が抜けた後に半年以上、永久歯が生えてこない
といった場合は、早めに歯科医院に相談してください。
乳歯が抜ける順番は、上から? 下から?
乳歯がすべて生えそろったあと、平均して6歳ごろから、永久歯への生え替わりが始まります。
最初に抜けるのは、下の前歯。これと同じ時期に、「6歳臼歯」と呼ばれる奥歯(第一大臼歯)が生えてくるのが一般的です。
その後、順に乳歯が抜けていき、14歳ごろまでには、親知らずを除くすべての永久歯が生えそろうのが目安です。
なお、乳歯が抜ける時期や順番には個人差があります。
早かったり遅かったりしても、あまり神経質にならず、まずは見守ることが大切です。
乳歯が抜ける順番と時期
乳歯が抜ける順番は、基本的には生えてきた順番と同じで、一般的にまず下の真ん中2本(中切歯)から抜け始めます。
その後、上の中央の2本、そして下の横の前歯(側切歯)と順に生え替わっていくケースが多く見られます。
ただし、歯の生え替わりには個人差があるため、すべての子どもに当てはまるわけではありません。
以下は、目安となる乳歯が抜ける順番と時期です。

| 抜ける順番 | あご | 歯の名前 | 抜ける年齢の平均 |
|---|---|---|---|
| 1 | 下あご | 乳中切歯 | 6~7歳頃 |
| 2 | 上あご | 乳中切歯 | 7~8歳頃 |
| 3 | 下あご | 乳側切歯 | 7~8歳頃 |
| 4 | 上あご | 乳側切歯 | 8~9歳頃 |
| 5 | 上あご | 第一乳臼歯 | 9~11歳頃 |
| 6 | 下あご | 乳犬歯 | 9~11歳頃 |
| 7 | 上あご | 第二乳臼歯 | 9~12歳頃 |
| 8 | 下あご | 第一乳臼歯 | 10~12歳頃 |
| 9 | 上あご | 乳犬歯 | 11~12歳頃 |
| 10 | 下あご | 第二乳臼歯 | 11~13歳頃 |
乳歯が永久歯に生え替わる仕組み
乳歯の下では、将来の永久歯となる「歯胚(しはい)」が少しずつ育っていきます。
歯胚が成長すると、まず歯の頭にあたる「歯冠(しかん)」が形成され、その後、歯の根っこ部分「歯根(しこん)」が作られ始めます。
永久歯が成長してくると、乳歯の根を溶かす働きをもつ細胞が現れ、乳歯の根が少しずつ吸収されていきます。
その結果、乳歯がグラグラと動くようになり、自然と抜けて、あとから永久歯が顔を出すという仕組みになっています。
乳歯が抜ける時期に気をつけておきたいこと
しっかり歯みがきをする
乳歯と永久歯が混在する生え替わりの時期は、歯の大きさや並びにばらつきがあり、歯みがきが難しくなりがちです。
また、乳歯や生えたばかりの永久歯は歯の質がやわらかく、むし歯になりやすい傾向があります。
お子さま一人では十分に磨けていないこともあるため、保護者の方が仕上げみがきをしたり、磨き残しがないか確認してあげることが大切です。
歯がグラグラしていて痛みを感じる場合や、歯ブラシを嫌がる場合には、ヘッドの小さい歯ブラシを使うと、やさしく丁寧に磨けます。
むし歯予防のケアを行う
乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯の表面が未熟でむし歯になりやすい状態です。
ご家庭での丁寧な歯みがきに加えて、定期的な歯科受診でのフッ素塗布などのケアも大切です。
フッ素には歯の一番外側にあるエナメル質を強くし、虫歯になりにくい歯にする効果が期待できます。
乳歯を無理に抜かない
グラグラしている乳歯を気にして、無理に引き抜こうとするのは避けましょう。自然に抜けるのを待つか、必要があれば歯科医院で適切に処置してもらうことをおすすめします。
無理に抜くと、歯ぐきを傷つけたり、根が折れてしまったりする可能性があります。
軽く舌で触れる程度であれば問題ありませんが、頻繁に指で揺らすと、指についた雑菌が入り込む恐れもあるため注意が必要です。
口周りのクセに注意する
生え替わりの時期に、次のようなクセがあると歯並びや顎の成長に悪影響を与えることがあります。
- 指しゃぶり
- 唇を噛む
- 舌で歯を押す
- 口呼吸
- 頬づえをつく
- うつ伏せで寝る
たとえば、指しゃぶりや舌で歯を押すクセがあると、前歯が前方に傾き「出っ歯」や「開咬(前歯が閉じず、上下にすき間ができてしまうこと)」などの原因になることも。なかなかクセが治らない場合は、歯科医院で相談してみましょう。
乳歯が抜ける時期によくある質問

Q. 乳歯から永久歯に生え替わるサインはある?
A.生え替わりが近づくと、乳歯がグラグラし始めます。これは、乳歯の下で永久歯が育ってきて、乳歯の根っこ(歯根)が少しずつ吸収されていくためです。歯が揺れ始めたら、無理に抜かずに様子を見ましょう。
自然に歯根が溶けていき、やがて乳歯が抜けて、永久歯が生えてくるのが一般的な流れです。
なお、グラグラしている乳歯で食事をしたときに、痛みを感じるお子さんもいます。
痛みが強かったり、長引くような場合は、歯科医院に相談するのが安心です。
Q.奥歯から抜けても大丈夫?
A.はい、大丈夫なことがほとんどです。乳歯の生え替わりの時期には個人差があり、必ずしも「前歯から順番に抜ける」とは限りません。ハイハイや歩き始めの時期に差があるのと同じように、歯の抜ける順番もお子さまそれぞれです。
以下のような場合は、特に心配いらないケースが多いです。
- 抜ける前にその歯がグラグラしていた
- 抜けた場所の下に、永久歯がのぞいてきている
- 抜けてから3か月程度で永久歯が生えてきた
気になることがあれば、念のため歯科医院で相談しておくと、より安心して見守ることができます。
Q. 乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきたときはどうしたら良い?
A.乳歯がまだ抜けていないのに、永久歯がその後ろから顔を出していて驚いた、というケースは珍しくありません。特に下の前歯では、乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくることがよくあります。
このような状態でも、乳歯が早い段階で自然に抜ければ、永久歯は徐々に正しい位置へと移動していくことが多いです。
しかし、永久歯が生えてから数ヶ月たっても乳歯が抜けない場合は、永久歯が正しい位置に並ばず、歯並びに影響を及ぼす可能性があります。
このようなケースでは、歯科医院で相談し、必要に応じて乳歯を抜歯するなどの対応が検討されます。
心配な場合は、なるべく早めに歯科医院を受診し、今後の経過や治療の必要性について確認することをおすすめします。
Q.乳歯が抜けたのに、永久歯がなかなか生えてこない。
A.乳歯が抜けたあと、なかなか永久歯が生えてこないことがあります。
通常、永久歯は3〜6か月以内に生えてくるのが目安ですが、それ以上たっても生えてこない場合は注意が必要です。
まれに、永久歯が生まれつき存在しない「先天性欠如(せんてんせいけつじょ)」や、歯の本数が多い「過剰歯(かじょうし)」などの理由で、生えてこないことがあります。
原因を確認するためには、歯科医院でレントゲン検査を受けることが大切です。
必要に応じて今後の治療方針についても相談できますので、気になる場合は早めに受診しましょう。
Q.生え替わりが左右対称ではないのですが、大丈夫?
A.基本的には左右対称に進むことが多いですが、左右でタイミングがずれることもあります。片方だけが生え替わって時間が経ってももう一方に替化が見られない場合、歯の中央がずれてしまい、歯並びに影響する可能性があるため、一度歯科医院で相談してみましょう。
生え替わり時のひどい痛みや腫れは、歯科医院へ相談を

歯が生え替わる時期は多少の痛みを感じることはあります。
しかし、食事ができないほど、ひどい痛みや腫れをお子さまが訴えるときは、歯茎に炎症が起こっている可能性があります。
早めに歯科医院を受診するようにしましょう。
小児歯科・小児矯正は「ヨシクオ歯科 交野 星田」へ
一般的な乳歯が抜ける順番はありますが、個人差が非常に大きいため、あまり心配せずにお子さんの成長を見守りましょう。
ただし、乳歯が抜けたあと、いつまで経っても永久歯が生えてこないなど、気になることがあれば、遠慮せず小児歯科を受診してください。
また、指しゃぶりがやめられない、口がいつもぽかんと開いているといった様子が見られる場合は、将来的に歯並びに影響を及ぼす可能性があります。
歯が抜け始めるタイミングで、一度ご相談いただくことをおすすめします。
当院は、tonarie星田のメディカルゾーン1Fにあり、お買い物のついでにも受診しやすい立地です。
駐車場も120分まで無料でご利用いただけます。
さらに、院内にはお子様が楽しく遊べるキッズルームを完備。遊びながら学べる知育玩具もご用意しており、待ち時間も楽しく過ごしていただけます。
またキッズルームに隣接した診療室からは、お子様が遊んでいる様子を確認できるため、ごきょうだいの受診時にも安心してご利用いただけます。
歯の生え替わりの時期は、矯正を始めるベストなタイミングです。
歯並びが気になる場合は、どうぞお気軽にご相談ください。LINEでのご予約も可能です。
