
2025年12月2日から、従来の健康保険証が廃止され、「マイナンバーカードを健康保険証として利用する仕組み(マイナ保険証)」が本格的に始まります。
すでに多くの歯科医院で導入が進んでいます。
マイナ保険証を利用するには、初回のみ「利用登録」が必要です。登録は、受診当日に受付に設置された顔認証付きカードリーダーで簡単に行えます。
本人確認は暗証番号または顔認証で行い、操作が不安な方にはスタッフが丁寧にサポートいたします。
マイナンバーカードを保険証として利用することで、情報確認がスムーズになり、各種手続きの負担を減らせます。
この記事では、歯科医院でのマイナ保険証の使い方や注意点をわかりやすくご紹介します。
歯医者でマイナンバーカードを使うための登録方法

マイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、事前に「利用登録(初回登録)」が必要です。
主な登録方法は以下の3つです。
医療機関・薬局の受付で登録する
顔認証付きカードリーダーが設置されている医療機関や薬局の受付で、初めて受診する際にそのまま登録することも可能です。
必要なもの
マイナンバーカード
主な手順
- 受付の顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置きます。
- 画面の案内に従って、顔認証または数字4桁の暗証番号で本人確認を行います。
表示された画面で「初回利用登録」を選択し、案内に従って手続きを進めます。
マイナポータルから登録する
ご自身のスマートフォンやパソコン(ICカードリーダーが必要)を使って、専用サイト「マイナポータル」からいつでも登録できます。
必要なもの
- マイナンバーカード
- マイナンバーカード作成時に設定した数字4桁の暗証番号(利用者証明用パスワード)
- マイナポータルアプリ(スマートフォンをご利用の場合)
主な手順(スマートフォン例)
- スマートフォンにマイナポータルアプリをインストールし、起動します。
- 「健康保険証」の項目へ進み、案内に従って利用登録の申し込みを行います。
- 数字4桁の暗証番号を入力し、マイナンバーカードを読み取らせます。
- 登録が完了すると、マイナポータルで利用状況が「登録済」と表示されます。
セブン銀行ATMから登録する
全国のセブン銀行ATMでも、初回登録の手続きができます。
必要なもの
マイナンバーカード
数字4桁の暗証番号(利用者証明用パスワード)
詳しくは以下のホームページでご確認ください。
歯医者でのマイナンバーカードの使い方
マイナンバーカードは、従来の保険証と同じように歯医者で利用できます。
ここでは、歯医者でマイナンバーカードを保険証として使う際の基本的な流れを説明します。
受付
医療機関や薬局の受付にある「顔認証付きカードリーダー」を利用します。
- カードを置く: マイナンバーカードをカードリーダーに置きます。
- 本人確認方法を選択:
- 顔認証(顔をカメラにかざします)もしくは暗証番号の入力(マイナンバーカード作成時に設定した数字4桁の暗証番号を入力します)
どちらかを選び、本人確認を行います。
情報提供への同意
画面上で、医師・薬剤師が過去の診療情報や薬剤情報、特定健診情報などを閲覧することに同意するかどうかを選択します。
- 「同意する」を選択すると、これらの情報が共有され、より適切な医療を受けられる可能性があります。
- 「同意しない」を選択しても、健康保険証として利用すること自体は可能です。
受付完了
本人確認と情報提供の同意が完了すると、受付が完了します。
カードリーダーからマイナンバーカードを取り、診察を待ちます。
歯医者でマイナンバーカードを使う5つのメリット

マイナンバーカードは「保険証」として使えるだけでなく、通院時の手間を減らす便利な機能もあります。
ここでは、歯医者でマイナンバーカードを使うことで得られる主な利点を5つにまとめてご紹介します。
データに基づいたより安心な歯科医療が受けられる
マイナンバーカードを受付でご利用いただき、情報提供に同意いただくと、過去の診療情報や特定健診情報などを医師・歯科医師がスムーズに確認できます。
これまでの治療履歴や服薬情報を正確に把握できるため、お口の状態に合った、より安全で適切な治療方針を立てることができます。
他院で処方されたお薬やアレルギー情報などを確認できるため、歯科治療で使うお薬との飲み合わせのリスクを避けることができます。
手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いが免除される
高額な治療費が発生した場合でも、事前の手続きなしで、窓口での支払いが自己負担限度額までとなります。
特に保険適用内の診療や口腔外科手術などで高額な費用が発生する可能性がある場合に、一時的な立て替え払いの負担が軽減されます。
従来、申請が必要だった「限度額適用認定証」も不要になります。
保険証を切り替える手間がいらない
転職や引っ越しなどで健康保険が変わっても、マイナンバーカードがあれば新しい保険証の発行を待たずに、そのままご利用いただけます。
確定申告(医療費控除)が簡単に
マイナポータルを通じてe-Taxと連携することで、確定申告の際の医療費控除が簡単になります。
マイナポータルから自動転記した医療費については、領収書の保存義務がないので、管理・保管する手間が軽減されます。
医療費の節約につながる
マイナ保険証を利用すると、従来の紙の保険証を使った場合と比べて、初診料や再診料などに加算される医療費が低く設定されています。
初診時では、紙の保険証を使う場合よりも、マイナ保険証を使った方が20円(3割負担で6円)程度、窓口負担が安くなるケースが多いです。
再診時でも 同様に、マイナ保険証を使った方が10円(3割負担で3円)程度安くなるケースが多いです。
歯医者でマイナンバーカードを使うときによくある質問

マイナンバーカードを保険証として使う仕組みが始まり、「どう使えばいいの?」と不安に感じる方も多いかもしれません。
ここでは、歯医者でのマイナンバーカードの使い方や注意点を、Q&A形式でわかりやすくまとめました。
Q1. マイナンバーカードは毎回持参する必要がありますか?
はい、マイナンバーカードは受診のたびに毎回持参する必要があります。
これは、顔認証付きカードリーダーでその都度本人確認を行うためです。
持参いただけない場合、保険証の確認ができないため、保険適用外の自由診療となる可能性もあります。
Q2. マイナ保険証があれば、公費受給者証は不要ですか。
いいえ、引き続きご提示をお願いいたします。
マイナンバーカードを健康保険証としてご利用いただく場合も、各種公費負担医療の受給者証(公費受給者証)は、現在、情報連携の対象外となっております。
つきましては、お手数をおかけいたしますが、以下の受給者証などをお持ちの方は、今まで通り必ず健康保険証と併せて受付にご提示ください。
【主な公費受給者証の例】
- 小児医療証(乳幼児医療証)
- ひとり親家庭等医療費受給者証
- 身体障害者医療証
- 特定医療費(指定難病)受給者証
- 自立支援医療受給者証(更生医療・精神通院医療)
- 特定疾患医療受給者証
Q3. 暗証番号は必要ですか?
本人確認を「顔認証」または「暗証番号の入力」で行います。
暗証番号を忘れてしまっても、顔認証だけで確認できる場合が多いのでご安心ください。
Q4. マイナンバーカードを使うのが不安です。個人情報は大丈夫?
マイナ保険証のシステムは、国が管理する厳重なセキュリティ基準に基づいて運用されています。
マイナンバーカード自体に医療情報が保存されているわけではありません。
当院でも、患者さんの個人情報は法令を遵守して安全に取り扱っていますのでご安心ください。
Q5. マイナンバーカードを持っていない場合はどうすればいいですか?
マイナンバーカードをお持ちでない場合や、カードを利用したくない場合も、従来どおり健康保険証で受診できます。
どちらを使っても診療内容に差はありませんので、安心してお越しください。
Q6. 保険証が使えなくなるのはいつですか?
従来の健康保険証は、2025年12月をめどに廃止される予定です。
それ以降はマイナ保険証の利用が基本となりますが、一定期間は移行措置として「資格確認書」による受診も可能です。
不明点がある場合は、受付でお気軽におたずねください。
Q7. 高齢者でも使えますか? 操作が難しそうで心配です。
もちろんご利用いただけます。操作が難しい場合はスタッフがお手伝いします。
顔認証で本人確認できるため、暗証番号を覚えていなくてもお手続き可能です。
初めての方も遠慮なくスタッフにお声かけください。
ヨクシオ歯科交野星田は、マイナンバーカードの保険証利用が可能
マイナンバーカードの活用は、医療をより安心で信頼できるものへと進化させる取り組みの一つです。
歯科医院での受付や情報確認がスムーズになり、患者さんの手続きの負担も軽減されます。
当院では、制度の趣旨を踏まえ、安心してご利用いただける体制を整えています。
初めて利用される方も、次回の受診時にマイナンバーカードのご持参をご検討ください。
新しい仕組みに戸惑いを感じる方もいらっしゃると思いますが、当院ではこれまでと変わらず個人情報の保護を徹底し、信頼に基づいた丁寧な診療を続けてまいります。
