
お子さまの歯が乳歯から永久歯に生え変わる時期は、見た目や機能が大きく変化する大切なステップです。
乳歯と永久歯では、歯の本数・色・大きさ・形・強度などに違いがあり、これらを理解しておくことで、最適なケアや予防対策がわかりやすくなります。
この記事では、
- お子さんのために知っておきたい乳歯と永久歯の特徴
- いつごろ生え変わるのかの目安
- 特に注意すべきケアポイント
などを、わかりやすく解説します。
【乳歯と永久歯の違い】親が押さえておきたい4つのポイント
お子さんの歯を見て、「これって乳歯?それとも大人の歯(永久歯)?」と迷ってしまうことはありませんか?
実は、乳歯と永久歯には見た目や性質にいくつかの違いがあります。
お子さんの歯の健康を守るためにも、基本的な違いを知っておくことはとても大切です。
そこで今回は、乳歯と永久歯の主な違いをわかりやすくご紹介します。
1. 歯の本数
- 乳歯は全部で20本。
- 永久歯は親知らず含め32本(親知らずがない方もいます)。
2. 色や大きさの違い
- 乳歯は白くて、小さく丸みがあります。
- 永久歯はやや黄色味を帯びて、大きめです。
- 生えたばかりの永久歯の前歯は、先端がギザギザしている
3. エナメル質の厚みと丈夫さ
- 乳歯のエナメル質・象牙質は薄く、酸に弱い構造です
- 永久歯はエナメル質や象牙質が厚く、硬度が高いです。
- 永久歯は生えはじめは「幼若永久歯(ようじゃくえいきゅうし)」と呼ばれ、この期間はむし歯になりやすいのでケアが必要です。
4.役割の違い
- 乳歯は永久歯が正しく生えるためのスペースを確保するという「準備」の役割を果たします。
- 永久歯は、一生涯にわたる口の機能の「主役」となり、その役割は多岐にわたります。
これらの特徴を参考にすることで、ある程度の見分けは可能ですが、正確な判断やお子さんの歯のことで不安な点がある場合は、歯科医院を受診してください。
永久歯が生え始める順番と時期の目安
お子さまの歯の生え変わりは、一般的に以下の流れで進行します。
| 歯の種類 | 説明 | 上あご | 下あご |
|---|---|---|---|
| 中切歯 | 前歯の真ん中 | 7〜8歳 | 6〜7歳 |
| 側切歯 | 前歯の横 | 8〜9歳 | 7〜8歳 |
| 犬歯 | 糸切り歯 | 11〜12歳 | 9〜10歳 |
| 第一小臼歯 | 乳歯の奥の歯 | 10〜11歳 | 10〜12歳 |
| 第二小臼歯 | 一番奥の乳歯のあとに生える歯 | 10〜12歳 | 11〜12歳 |
| 第一大臼歯 | 6歳臼歯 | 6〜7歳 | 6〜7歳 |
| 第二大臼歯 | 12歳臼歯 | 11〜13歳 | 11〜13歳 |
| 第三大臼歯 | 親知らず | 17〜21歳ごろ (個人差あり) |
17〜21歳ごろ (個人差あり) |
※このスケジュールはあくまで目安で、個人差があります。心配な場合は、定期的に歯科医院を受診し、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
永久歯への生え変わり期に見られる兆候と対応のポイント
乳歯がグラグラするのは、新しい永久歯がもうすこしで生えてくる、というお知らせですので、基本的には自然に抜けるのを待ちましょう。
ただし、次のようなケースでは注意が必要です。
- 永久歯が出てきたのに乳歯が抜けない
→2〜3週間たっても状況が変わらない場合は、歯科受診をおすすめします。
- 乳歯が自然に抜けないからといって無理に抜こうとするのはNG
→痛みや歯ぐきのトラブルにつながるリスクもあるため、自然脱落を基本にしましょう。
将来の歯並びを左右する「6歳臼歯」に要注意!

6歳ごろに、乳歯のさらに奥から初めて生えてくる「第一大臼歯(通称:6歳臼歯)」は、見た目では気づきにくいことがありますが、かみ合わせや歯並び全体のバランスを支える大切な永久歯です。
この歯が正しく生えなかったり、むし歯などで早期にダメージを受けたりすると、その後の歯並びや噛み合わせに大きな影響を及ぼす可能性があります。
生えそろうまでには半年〜1年ほどかかり、ケアが難しい時期でもあります。しっかりと磨き残しを防ぎ、定期的に歯科でチェックを受けることが大切です。
生えたばかりの永久歯がむし歯になりやすい理由
永久歯だからといって安心してはいけません。特に生えて間もない時期は、むし歯リスクが高くなります。
その主な理由は以下のとおりです。
エナメル質が未成熟で弱い
まだ硬さが十分でなく、酸に溶けやすいため、むし歯菌に負けやすい状態です。
歯並びがまだ不安定で、歯ブラシが届きにくい
まだ十分に出ていない歯、部分的に埋もれている歯などが多く、磨き残しが増える時期です。
そのため、生えた直後の永久歯は特に丁寧なケアが重要になります。
むし歯ゼロを目指す!乳歯から永久歯への生え変わり期に歯医者で受けておきたい予防処置とは?
生えたての永久歯は、まだ構造的に未熟でむし歯に弱いため、以下のような予防処置で守っていくことがとても大切です。
フッ素塗布
定期的にフッ素を歯の表面に塗ることで歯質を強化し、むし歯菌の働きを抑える効果があります。
シーラント処置
奥歯のかみ合わせの溝はむし歯になりやすい箇所です。シーラントは、溝をプラスチック樹脂でふさいで、食べかすや細菌の侵入を防ぐ予防処置です。
痛みもなく、短時間で終わるので、お子さまでも安心して受けられます。
ブラッシング指導&仕上げ磨きのアドバイス
お子さまの年齢や歯の状態に合わせて、正しいブラッシングの方法や仕上げ磨きのコツも丁寧にお伝えします。
これらの予防処置を上手に活用して、お子さんの大切な歯を虫歯から守りましょう。
【乳歯→永久歯】スムーズな生え変わりに必要なレントゲン検査とは?

外からはわからない「歯の中の変化」や「見えない永久歯の状態」を、レントゲン撮影で初めて確認できることがあります。
以下のような場合には、歯科医院でのレントゲン検査をおすすめします。
- 永久歯の生え方が一般的な時期よりも遅れている
- 乳歯が抜けないのに永久歯が出てきた
- 歯並びに左右差がある
- 歯の本数が足りない、あるいは多いと感じる
- 将来の矯正治療を視野に入れている
レントゲンで早期に状況を把握することで、後のトラブルを防ぐ大きな手助けになります。
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乳歯から永久歯への生え変わり期に注意したい3つのポイント
お子さまの歯が乳歯から永久歯へ移行するこの時期、以下の3点に注意しましょう。
1. むし歯や歯肉炎のリスクが増加
歯の位置が変わったり、ぐらぐらした乳歯があると、歯磨きが不十分になりがちです。また、歯と歯ぐきのすき間に汚れが溜まりやすく、むし歯や歯肉炎が起こりやすくなります。
この時期は仕上げ磨きの徹底と定期的な歯科検診が欠かせません。
2. 噛み合わせや歯並びの変化に要注意
永久歯が生えてくる位置や角度によって、かみ合わせがズレたり、歯並びが乱れたりする可能性があります。
歯が重なって生えたり、隙間ができたりする場合は、早めのチェックと対処が大切です。
歯並びの異変に気づいたら、放置せず歯科医院にご相談ください。
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3. 習慣による歯並びへの影響
指しゃぶりや舌で歯を押す癖、頬杖などは、歯や顎の成長に悪影響を与えることがあります。
保護者の方が気づいた時点で、やさしく声をかけて改善を促すことが大切です。
乳歯や永久歯に関連するよくある質問

乳歯をぶつけると永久歯に影響がありますか?
はい。乳歯のすぐ下には、将来生えてくる永久歯の「歯胚(しはい)」があるため、強い衝撃が加わると、その永久歯の発育や位置に影響を与えることがあります。
心配な場合は、できるだけ早く小児歯科などの専門医に相談されることをおすすめします。
6歳臼歯(第一大臼歯)とは何ですか?
6歳ごろに初めて生えてくる永久歯のことです。上下左右の一番奥に1本ずつ、計4本あります。
この歯は乳歯の奥から新しく生えてくるため、乳歯が抜けずにそのまま生えてくるのが特徴です。
乳歯が抜けたのに、なかなか永久歯が生えてきません。いつまで待てばいいですか?
乳歯が抜けてから半年以上経過しても生えてこない場合や、周囲の歯に比べて明らかに遅れていると感じる場合は、歯科医院でレントゲン検査を受けることをおすすめします。
歯のレントゲンは子どもに影響しますか?
子どもの歯科レントゲンは安全性が高く、体への影響はごくわずかで、正しく行えばリスクよりもメリットの方が大きい検査です。
不安がある場合は、遠慮せず歯科医に相談してみましょう。
生え変わり期の検診や予防は「ヨクシオ歯科交野星田」にお任せ!
お子さまの大切な歯を守るためには、幼い頃からの定期的な歯科検診、むし歯予防、そして正しい歯みがき習慣がとても大切です。
特に6歳前後に生えてくる「6歳臼歯」はむし歯になりやすいため、フッ素塗布やシーラント(歯の溝を埋める処置)などの予防ケアが効果的です。
当院の小児歯科では、お子さまの歯をむし歯から守るために、
- フッ素塗布
- シーラント処置
- むし歯のリスク検査
といった予防処置をしています。
検査結果をもとに、お子さま一人ひとりに合わせた歯みがきの指導や予防プランを提案いたします。
また、無理に治療を進めることはせず、お子さまの気持ちに寄り添いながら、少しずつ歯科医院に慣れていただけるよう、丁寧に対応しております。安心してご来院ください。
お子さまの歯のことで気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
